木坂健宣「使えるソーシャライゼーション ~SNS時代における社会とは~」レビュー

このセミナーでは、今の時代に合った社会との関わりについて解説していきます。

目次

コース概要

 
「家族」や「社会」について、
これまで当たり前だと思われてきた関係は
時代の流れとともに大きく変化しています。

「社会」という言葉を聞くと、
同心円状に中心から
「個人」、「家族」、「地域」、「国」
といった具合に関わる範囲が増え、
複雑化していくような円陣状の構図を
イメージするかもしれません。

しかし今では、
「血がつながっていない兄弟」や、
「信頼関係を気づけない親子」
があるように、
家族の在り方は大きく変わり、
個人と社会との関わり方も変化しています。

そのため前述の円陣状の構造で
社会を捉えることは
極めて難しくなっています。

この変化について、
アリストテレスやセネカなどの
言葉を引用して歴史的な経緯を追いながら、
「社会とは何か?」
という問いに答えています。

さらに、
新しい社会を理解する上で不可欠な
「爆発的」共同体についても
考えていきます。

この「爆発的」共同体について知ることが、
今の時代の「家族」や「コミュニティ」を
理解していくことに繋がります。

「反原発を叫ぶ人々」や
「カルト宗教にハマってしまったエリート」
など、
共同体に人がのむ込まれてしまう
メカニズムについても解説します。

また、
「個人の液状化現象」
という考え方を知ることで、
自分とコミュニティとの関わり方を
客観的に捉えることができるでしょう。

ぜひこのセミナーに参加して、
現在の社会を読み解く新しい視点を
身につけてください。
 

こんな人におすすめ

 
・家族の関係に縛られることに違和感を感じている方
・「社会」と折り合いをついけて上手くやっていく方法を模索している方
・人が自分探しをしてしまう理由を知りたい方
・キャラクタービジネスに限界を感じている方
・「ノマド」世界における人と人との関係に興味がある方
 

コンテンツ内容

第1回

 
【動画その1(1:14:53)】

・「家族」はこれから先も機能し続けるのか?
・「私の外部化」と新たに生まれるビジネスについて
・歴史的経緯を踏まえて考える「社会」の正体
・私が社会を生み出すのはどんなときか?

 
【動画その2(1:17:19)】

・意見を変えるのが怖い理由と意見を変えることは当然と言える理由
・「爆発的」共同体の出現とその特徴
・なぜオウム真理教にはエリートが集まったのか?
・「キャラ」文化と「キャラ被り」がもたらす末路
・ノマド文化の台頭により怒っている個人の液状化現象とは
 

レビューを終えて

 
このセミナーを受講する前までは、
社会に対して、
まさに同心円状に中心から
「個人」、「家族」、「地域」、「国」
という円陣状の階層構図を
イメージしていました。

そして1人の自分がいて、
それが上位の階層の大きな1つの
「社会」と呼ばれる存在につながっていると
考えていたのです。

しかし、このセミナーに参加して、
「個人の液状化現象」
という考え方を知って、
今まで自分の中に持っていた考え方が
大きく変わるとともに
腹に落ちるものがありました。

それは、
1人の自分というものは存在せず、
属するコミュニティ数だけ
キャラの異なる自分が存在する
という考え方です。

確かに振り返ってみると、
同級生に対しては無口で真面目な自分、
サークルでは面白い先輩の面を出す、
といった具合に
使い分けていた記憶があります。

また、
自分は家族の絆といった関係性を
あまり感じる方ではなく、
薄情な人間だと思うこともありました。

しかし、木坂氏の
「今では多様化により意識しなければ
 維持できないもの」
という言葉を聞いて、
少し心が軽くなった気がします。

このセミナーは、
普段あまり考える機会のない、
「社会」と「社会の関わり方」を考える
いい機会になります。

そして、
人との関わり方に何かしらの違和感を
感じている人にとっては、
新しい視点を取り入れることで、
違和感を解消する機会にもなると思います。

ぜひ受講してみてください。

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いつ終わるか分からないので、
早めにもらっておくことをおすすめします。

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